皮膚腫瘍(できもの)には、良性、悪性(がん)などさまざまなものがあります。
代表的なもの良性腫瘍は色素性母斑や脂漏性角化症、粉瘤、線維腫などです。
腫瘍は放置しても小さくなることはなく、大きくなる可能性があるため、季節に関係なくすぐに切除手術を受けた方がよいと考えます。
夏でも傷の治りが悪くなることはなく、その後のケアも変わりません。小さいうちに切除すれば、傷痕も小さく済みますし、切除時に正しい診断ができるため、悪性腫瘍などの早期発見にもつながります。
上記のような皮膚腫瘍は、保険適応で手術が受けられます。特に粉瘤(皮下にできる脂肪の塊のようなできもの)は、1人1つは持っているほど日常的にみられます。
感染する前に袋ごと切除すれば、再発のリスクを抑えることができますが、放置すると感染することがあります。そうなると感染を抑えるための切開が必要で、感染が治まるまで毎日通院し、痛い処置をすることになります。その後も切除手術をしなければ、感染を繰り返す可能性があります。