湿疹とは、様々な原因で起こる皮膚症状で赤みやかゆみを伴います。代表的なものにあせもや手荒れ、冬の乾燥、季節の変わり目などに出る湿疹などがあります。
アレルギーや環境的、季節によりなど様々な原因があります。かぶれや虫刺されと違って、原因がしばらく続きそうなものは、症状があるときだけ薬を塗って、良くなるとやめてしまうと同じことを繰り返します。
また治療が中途半端で炎症が繰り返され、皮膚が厚くなったもの(苔癬化)や、色がついてしまったもの(色素沈着)は難治であり、跡になって残ってしまう場合もあるため、早く治療すること、継続的に治療することが大切です。
治療方法
その症状に応じた塗り薬、飲み薬で治療しています。
当院では湿疹の原因を予想しながら、その傾向に合わせてどこまでどのように薬を使用したら症状が出にくくなるかをアドバイスしていきます。
薬があるから適当に塗って様子をみたり、薬がなくなったから行くのではなく、いい状態が続くにはどうしたらよいかを聞きにくる場として当院に来院してくださるとうれしいです。
また、当院ではステロイド軟膏で治療することがありますが、その場合は、副作用が出ないように症状、使用日数に応じて、強さや回数を調節し、ステロイドによる弊害を出しにくくするアドバイスをしています。
ステロイドは「使用するのが悪。」ではなく、「どのように使用すれば悪にならず、症状を改善させるか。」にもっと注目していただきたいです。