年齢とともに顔の皮膚の弾力が失われ、骨格の委縮が起こり、顔全体が下がってきます。
治療方法
軽度のものは皮膚そのものの弾力を改善させる(これはエイジングケア的要素が大きいです)を行います。
- たるみ用レーザー
たるみ用レーザーは、皮膚の真皮に作用し、コラーゲンを増生させることにより、弾力を改善に導く方法です。
- ヒアルロン酸などの充填剤
シワやたるみは、コラーゲン繊維の劣化や保湿力の低下などの皮膚老化だけでなく、実はもっと深いところ、つまり「頭蓋骨の老化」とも関係しているため、骨格のことまで考えていかなければいけないというように変わってきました。
具体的には
眉間の角度、頬の骨の角度は、男女とも年齢が行くにしたがって、とがっていく。それより眉間の骨の角度がシャープになることにより、上まぶたのたるみがいっそう強まる。
頬の骨の角度が低下することも、頬のコケを生じさせたり、法令線(ほうれい線:口の横のしわ)を悪化させたりする。
側頭骨が委縮し、がい骨のような外観になる。
などがあります。(PRS Vol119 675 Aging of the Midface Bony Elements : AThree-Dimensional Computed Tomographic Studyより。)
ということは、
「見た目を若くするには、眉間、側頭部、下眼瞼の骨の部分にボリュームを与えることが大切。」です。
つまり、骨の上に比較的固めのものを入れることによって若く見える可能性があります。
それには、「ヒアルロン残などの充填剤」が有効です。
ただ単に
「下眼瞼のたるみが気になり、へこんでいるからヒアルロン酸でボリュームアップ」することから、
「本来起こっている老化を考えて、若い時のように輪郭を戻していく。」 という時代に変わってきました。
ぜひ、次世代の美容医療を体験してみてください。(もちろん、充填剤では肌質の老化改善はできませんので、レーザーなどは併用していくことをお勧め致します。)
- フェイスリフト
ある程度以上になると余った皮膚の長さを短くする必要がありますので、直接皮膚を切除する方法(フェイスリフト)がお勧めです。
どのような選択になるかは、ご来院いただき丁寧に説明させていただきます。